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いただきます

頭の中で妄想が渦巻いてそれがあたかも本当に起こった事の様に頭を過って我ながら恐ろしい。

 

これが統合失調症というものなんだろうな。誰に対しての怒りなのかがもう分からない。目の前には誰もいない。架空の人間と対話している。頭では分かっても心が追いつかない。存在しない感情と戦っている。只の馬鹿だ。

 

父親鬱病、私は統合失調症。メンヘラ一家までの王手がかけられた。あとは母親と姉だけ。

姉は何も知らない。私が狂って自殺未遂をして入院した事も、自らの父親鬱病で休職しているのも。何も知らない。

こんな現実、私も知りたくなかった。目を逸らしたくとも目の前には鬱でまともな生活を送れなくなった父親がそこにはいる。私の周りには家族が精神障害者になった境遇の持ち主が多くいるから感覚が麻痺していたけど、これほどにまで辛いとは思わなかった。皆んなが当たり前にできてる事ができなくて焦燥感に駆られている私と父親。何方が先に倒れるか。

 

彼氏から連絡が来ない。このまま一生連絡が途絶えてしまうかもしれない。そうなったら、私は何もできない。何も知らないから。自分の事を教えるということを極度に嫌がるので、家も知らなければ職場も知らない。LINEをブロックされたらそれで終わり。そんな関係。仮に知っていたとしても、そこに行こうとは思わないだろうけど。そんな不安定な関係に、安心感なんて抱けるはずがない。ただでさえ常に不安との戦いなのにね。

 

昨日、久しぶりに脚を切った。錆びた剃刀は切れ味が悪くて、新しい剃刀を使ったらパックリと開いた傷ができてしまった。今も血が止まっていない。

なぜ腕や脚を切るのかよく聞かれるけれども、それ以上にこの苦しみを昇華させる方法を知らないからとしか言いようがない。逆に言えば、なぜ自傷をせず普通の生活を送れるのか問いたい。私にはもうできないことなんだと思う。健常者にできることが、私にはできない。全てにおいて。

私だって、切らなくて済む人間性なら良かった。わざわざ一生消えない傷を身体につけて、その後の人生の足枷になるなんて、馬鹿の一言に尽きる。

一生この傷と生きていく。私にその覚悟があるのか今でも分からないけど、もうそうせざるを得ないから、考えても仕方のないことかもしれない。本当は、切りたくない。でも切らなければこの苦しみは何処へやったらいいのだろう。誰も悪くない。生きている私が悪い。なら自分に罰を与えるしかない。それが私の自傷 。

 

今日はもう眠い。続きはまた明日。次があるかなんて知らないけど。

 

 

 

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